ベリメリレッスン生の皆様、こんにちは~。
名古屋校チーフのアオイです。
名古屋もまたまたの緊急事態宣言が出され、夜の街はホント閑散としています。
おかげで色んな誘惑も減り、春の検定コメントを今回も無事書き上げることが出来たばかりです!
さてさて検定のコメント書きながら、皆さんの歌を聴いていて
「勿体ないなぁ」って思ってしまうのは「音程」なんです。
一曲の大部分は良い音程で歌えているのに、
所々で正しい音程まで上がりきれていなかったり、下がりきれていなかったり。
大部分は良い音程で歌えている、という事は即ち音痴でも調子でも無いわけです。
て事は、実力じゃなくコツや修練が足りていないだけだと思うので
「勿体ないなぁ」なんです。
例えば方向音痴でもなく、足腰も鍛えられていても、
知らない国に地図を持たずに行けばきっと何かしら失敗のある旅行になりそうですよね。
地図やGPSとか、ある意味個人の実力じゃないものも駆使して旅行も進化してきているのはないかと思います。
では歌や音楽の地図って何かというとやはり音符や譜面ですよね。
しか〜し!
音符なんて全く解らな〜い!という方がレッスン生のほとんどだと思います。
色んな知り合いに聞いてみると、音大の声楽科の方は譜面を読める方が多い、
専門学校のボーカル科の方は読めない方が多い、との事らしいです。
そしてベリメリのようなボイトレでは
この10年間での経験では読めない人の方が圧倒的に多いです。
音大出の講師が、『ここは「ミ」の音なんで注意ですよ!』
生徒さん、『はぁ….はい〜…」
みたいな無駄なやり取りも何回も見てきました。
英語が喋れないと分かっている相手に英語で喋ってどうすんねん!!ですよね。
多分僕ならそんな場面、英語の代わりにジェスチャーなりになると思うんです。
じゃあジェスチャー程度、大雑把な地図程度まで持ててれば良いじゃないか!
それを目標にして頂ければなと思うんです。
例えば、いきものがかりさんの「ありがとう」のサビでしたら、
こんなイメージでしょうか↓
この様な線のイメージだけでも、
持っているか持っていないかでは大きく違うと思います。
歌いながらこの線の動きを手でジェスチャーしてみる、大雑把な音符の動きとして覚えてみる。
それだけでより曲という世界では旅しやすいのではないでしょうか。
とにかく高く強い声を出した後に下りのメロディがあるフレーズで
皆さんピッチを下げ切れずにミスしているパターンが多かったなという印象です。
高い音の力のまま低い音に突っ込んでいって事故っている感じです。
登りの坂道のアクセル加減で下り坂は怖すぎますねT0T
ましてや登りも下りも気がつけていない方も中にはいらっしゃるのではないでしょうか。
楽譜、音符、そりゃ読めて損は無いですが、自分なりの譜面が頭の中にあればいいと思います。
音符が読めても歌が得意じゃない方も一杯いるでしょう。
でも歌う以上、音の上がり下がり、強さ弱さのイメージを持っている人と
そうでない人はかなりの差として現れると思います。
難しいことは要らないと思いますので歌詞カードに上記のような線を書いてみて、
先ずは遊んでみてください!!
そんな訳で、皆さんが音や音程ともっと気軽に仲良くなれる事を願いつつ!
名古屋校アオイでした〜〜!
この記事を書いた人
大学在学中、大阪を中心として音楽活動開始。YAMAHA MUSICQUESTをはじめ、数多くのコンテストに合格。大阪でのインディーズCDリリースやバンド活動を経て2002年ACE OF HEARTS よりソロシンガーソングライターaoiとしてデビュー。