ボーカルを学ぶ上で「ボーカルレコーディング」は「上手くなってから」行うのではなく「上手くなるために」行うのです。レコーディングデータや波形でピッチ(音程)の正確さや音圧を目で見て確認し、音源を何回も聴き込めば、自分の癖や長所短所がわかってきます。「なんとなく」で発声し歌うレッスンではなく、レコーディングデータを併用した「科学的」なボイトレで歌唱上達スピードをUPさせましょう。
「レコーディング」で歌が上達する理由
ボイトレ(ボイストレーニング/ボーカルレッスン)で「発声練習」を地道に繰り返すことで、声帯を整え、声質を適正化することはもちろん大切です。
ですが、それよりも「実戦で上手く歌える能力」を向上させる「意欲」と「訓練」が大切です。
それは、ボーカルスクールに入会されるほとんどの人が、まず「カラオケ上達」を入会理由に挙げられることでわかります。
そのためベリーメリーミュージックスクールでは「レコーディングレッスン」で、自分の声や歌い方の癖や個性、長所や短所を「客観的に」確認し上達へ繋げていくアプローチをお勧めしています。
これは、ゴルフを学ぶ人が自分のスィングを動画撮影し細かく打撃フォームをチェックするのと同じ効果があります。
なので、ボイトレ・歌唱指導に「レコーディング」併用することで歌唱力が飛躍的に上達するのです。
当校のレコーディングレッスンの特長
ベリーメリーのレコーディングレッスンでは「プロユースのハイスペック機材」で高音質レコーディングを行います。
ハイスペック機材によって、高音質ならではのクリアーで透明感のあるボーカルやアコギなどのオーディオ録音が可能になり、レッスンで録ったとは思えない感動を感じてもらいながら、上達へのモチベーションにしていただけます。
そして、レコーディングしたデータの細かな活用とフィードバックを行います。
普通の機材で普通のレコーディングをしてくれるスクールは他にもありますが、ベリーメリーではそのレコディングデータの活用方法が完全に弊社オリジナルであり、一人ひとりのレベルと目標に適合させた実戦的活用を行なっています。
また、レコーディングした音源はレッスン毎にお渡します。
次回レッスンまでに聴きこんで、個人練習に活用しましょう。
オーディオインターフェイス
- ProtoolsまたはUniversal Audio Apollo X6
- プラグインエフェクト各種:主にUAD2とWAVESの製品の80%以上が使用可能
- その他、Fabfilter・iZotope・Nugen・D16Groupなどの高品位プラグイン各種
コンデンサーマイク
- ノイマンU87またはAKG C414XLⅡ
活用とフィードバック
プロミュージシャンのレコーディングと同じレベルのボーカル音質で録音可能です。
プロが正式なレコーディングで使用するコンプ・リバーブ・ディレイ・EQなどの各種プラグインエフェクト群で、ボーカルデータを適正に整え装飾します。
あなたのボーカルがあと10~20%ピッチが正確であれば、どのように聞こえるかを、主にメロダインやOzoneという音声補正ソフトで修正を加え、聞いていただけます。
同様に、フレーズ頭にもう少し「しゃくり」を上手く発声できるようになると、歌唱全体の雰囲気や情緒感がどのようにアップするかを、上記方法でプレゼンできます。
補正した音声データのベストな効用
ピッチ精度をアップ補正した自分のボーカルを聴きこむことで、現実にそのピッチ精度で歌えるようになります。
精度アップした自分の歌を聞かされることで、こんな正確なピッチで歌いたいという意欲レベルが大きく刺激されるためでしょう。
「しゃくり方」がいまひとつ掴めない人でも、自分の声で修正された上手な「しゃくり」を聞くと一番わかりやすく理解できます。
歌の上手くない人に共通する「フレーズ語尾をむやみに伸ばしすぎる癖」を、データ上で「70%」ほどに短くして聞かせてあげると、その違いが一発で理解できます。
レッスン毎に録ったテイクを時系列にスマホに保存していけば、数ヶ月前の自分とは段違いで、直近の歌唱が上達しているのが確認できるので、実に楽しく刺激的です。
こんな活用方法もあります
レッスンでレコーディングした歌唱テイクは、ハイクオリティーなのでSNSにもそのままでUPできます。
ベリーメリーに通われている方々には、SNSに歌唱を投稿することを目的にされている人も多いので、これらレコーディングレッスンを通じて「歌唱力向上」と「SNS投稿による自分チャンネルの充実」を共に実現されています。
まずは、レコーディングレッスンでデータ併用した歌唱の短期上達を目指し、日頃のレッスン歌唱音源を時系列にスマホに整理し、その中でのベストテイク楽曲の種類を増やしていきましょう。
そして、さらにイチオシのテイクはSNSにどんどんUPしてたくさんのリスナーに聞いてもらいましょう。
歌う楽しみがますます広がっていきます。
この記事を書いた人
ベリーメリーミュージックスクール京都校のチーフです。