京都校チーフのまるいです。
完全に春到来って感じですね。桜がかなり咲いてきている京都です。
昼間は暖かいのですが夜になると寒く感じますので、まだまだ
風邪や寝冷えなどに注意の必要な昨今です。
さて、今回は「見た目について」少し書こうと思います。
ベリーメリーミュージックスクールでは、各校で定期的なLIVEが
行なわれていたり、ベリーメリーオーディションといったイベントが
年に1回あります。このベリーメリーオーディションには、1次予選と
2次審査、決勝といったものがありまして、1次予選と2次審査は、各校での
歌唱映像が全校に配信されます。決勝は、東京でのLIVE形式で行なわれます。
と言ったところで、LIVEやオーディションについては、唄っている姿を
見られるということになりますので、言われなくても衣装とか、
女性でしたら化粧とか(男性もあるかもしれません)、唄う雰囲気とか
多かれ少なかれ何かしら見た目に気を使うのではないでしょうか。
そう言えば、何年か前のベリーメリーオーディションの決勝で
審査員の方が総評コメントの中で、
「もっと詞の世界観にあった衣装を着るようにする方がいい」
といった内容のコメントを言われていました。まさしく僕も同じことを
思っていまして、ステージに立つのであれば、そこにもこだわりを
持つべきだと思っています。が、実のところプロの楽器系ミュージシャン
(特にジャズ系の方々)は、指定が無い限り衣装に自分から気を使ってる人は
少ないと思いますが、プロのボーカリストの方々は、音楽のジャンルを
問わず、衣装にこだわりを持っている方がほとんどだ思います。
やっぱボーカリストは主役ですので目立つし、衣装へのこだわりは
当たり前なのだと思いますよ。で、僕の主観になってしまうのですが、
衣装系は普段着るのにカッコいいとかかわいいとか言ったものを選ぶのでは
なくて、アーティストとしてや、ジャンル、詞の世界観に合うと思うものを
選ぶ方がいいと考えています。その方が、伝わり度を上げるための助けに
なりますし、また、素の自分とは違うアーティストに変身して、精神的にも
切り替えができて、パフォーマンスがやりやすくなる可能性もあるかと。
まあそうは言っても、これが正解の衣装っていうものはなかなか決め難い
とも思いますので、まずは好きなアーティストのLIVEやアルバムの
ジャケット写真とかでの格好を参考にしてみてもいいし、自分なりに
直感的に模索してみてもいいと思います。もちろん、周りの意見も参考に
しながら決めていくのもいいと思います。家族や近しい友達とかに聞くのも
いいと思いますが、担当の先生とかLIVEを観に来たお客さん等に聞くと
冷静な目線で意見言ってくれるかもですよ。
なかなか難しいかもしれませんけど、まずは何かしらにこだわってみると
いいかと。見た目、姿をいろいろ試行錯誤して見た目を作ってみて下さい。
アーティストとして、きっと似合うものが見つかると思います。
写真は、つい先日まで僕自身演奏がある時にほぼ必ず身に付けて
いたものです(今は付けていませんが)。
もうひとつの「見た目」について、もう少し書きますね。
前述したベリメリで行なわれるLIVEやオーディションを観る機会が僕自身
多いのですが、時々無表情やほぼ動きが無しの生徒さんがいます。
狙いでわざとそうしている場合はいいと思うのですが、そうでない場合は
すごくもったいないなあって思ってしまいます。せっかくいい曲を
唄っているのに無表情、無動作では伝わってこないなあって感じることが
時々あります。しっかり気持ちを込めてってよく言われたりするかも
しれませんが、それだけではダメだと思います。その気持ちを込めた時に、
どういう表情なのか、どういう身体の動きなのか、を考える必要があると
思います。いわゆる身体のマッピング(構造や動きの理解)というやつです。
もちろん、唄ですので芝居のような身体の表現はできないと思いますが、
一度歌詞をセリフっぽく演技さながらに音読してみて、できるところが
あれば唄う時にやってみるのもひとつの手だと思います。弾き語りですと
なかなか動きは付けれないので、顔の表情を少し大袈裟にできれば
いいかとも思います。さらにそれらに合せて声質や声のトーンを変えて
みたりしてもいいかと。レッスンや個人練習の時にいろいろ試してみて
下さいね。やはり、哀しい曲は哀しい雰囲気を、楽しい曲は楽しい
雰囲気を声だけではなく、身体全体使って表現もできる方が観ている
人達にとってもわかりやすくなりますよね。是非、唄う時の表情や動きも
いろいろ考えて実践してみて下さい。
と言うことで今回は「見た目」についての考え方を書かせてもらいました。
まあこう言うのもなんですが、絶対にしないといけないっていう部分でも
無い気がしてたりもしていますので、参考にしてもらえればと思います。
そう言えば、この原稿が載る頃はベリーメリーオーディション決勝の
少し前になりますが、出場者はそれに向けての準備で頑張っていることと
思います。僕自身も現地へ現場スタッフとして赴きますので、今回も
楽しみにしています。出場者の皆さん頑張って下さいね。
京都校
まるいじゅんいちろう