あけましておめでとうございます。
京都校チーフのまるいです。
2018年もよろしくお願い致します。
お正月期間も終わりに差し掛かり、底冷えのする京都です。
寒さに弱い僕は、ココのところ携帯用カイロが手放せない毎日です。
そんな季節の京都校では、12月のMIX LIVEがあった一方で、
ベリメリ検定の結果が皆さんにお渡しされ始めています。
さて、今までは京都校の現況の報告が多かったのですが、今回は
音楽的な話を書こうと思います。
ベリーメリーミュージックスクールのボーカルのレッスンでは、
カリキュラム8というレッスンのシステムがあります。
その8項目の中のひとつである「リズム」。そのリズムについて、
少し書いてみようと思います。
まず、一定の間隔で一定の音が鳴るのが、「拍」となります。
「チッ、チッ、チッ、チッ、チッ、チッ、チッ、チッ、チッ、・・・」
って感じですね。そしてその拍にアクセントが付くと「拍子」になります。
「タッ、チッ、チッ、チッ、タッ、チッ、チッ、チッ、・・・」
のように「タッ」のところにアクセント等があると4拍子になります。
こうすると周期性が見えますよね。「タッ」が1拍目と考えれますね。
世の中のポピュラーの曲って大体この4拍子が多いと思います。
で、ここで、ボイトレの方へ話を移すと、普段唄っている中で少しリズムが
苦手だなあとか、抑揚が少な目で平坦だなあって思う方に少し試して
欲しい事があります。曲が4拍子であれば、その1拍目にあたる発音に
少しアクセントを付けてみるといいと思います。1拍目に音が無い場合や
そこにアクセントを付けない方が、歌唱上いい場合もあるかもしれませんが
やってみると、大体はリズム感がよくなり抑揚感も出てくると思いますよ。
一度試してみて下さい。
で、この
「タッ、チッ、チッ、チッ、タッ、チッ、チッ、チッ、・・・」
と鳴らしているそれぞれの一定間隔の長さを4分音符という単位で
考えた時に、4分の4拍子という言い方をします。何かしらの譜面を
見ますと曲の頭のところにト音記号の横に縦に4が並んでいたり、
Cって書いてあったりするのが、この4分の4拍子の表記になります。
そして、この
「タッ、チッ、チッ、チッ、」
という4つの長さのかたまりを小節という単位で表します。ポピュラーでは、
この小節がいくつか集まって、AメロとかBメロとかと呼ばれるかたまりに
なって、そのかたまりがさらに大きくなって1曲になっていきます。
で、この
「タッ、チッ、チッ、チッ、」
という刻みですが、曲のスピードを司ったり、和音の移り変わりの
区切り目になったりなどなど、曲における基本中の基本になります。
で、ここでまた、ボイトレの方へ話を移すと、唄う時にこの4分の4拍子を
身体のどこかで感じていないと、リズムが取れていないことになります。
カラオケとかでは唄えるけど、メトロノームや手拍子だけでは唄えないと
いう方は、この4分の4拍子を理解していないということになり、
実際カラオケとリズムが合っていないかもしれません。唄の表現上、
リズムを崩しながら唄うことはあるかもしれませんが、それはあくまで
リズムを理解した上での話だと思います。もうすでに実践している方も
おられるかもしれませんが、メトロノームだけで唄う練習なんかも
してみてはいかがでしょうか。リズムがしっかり合ってくると
すっきりはっきりした感じになり、すごく唄いやすくなると思います。
そんなこんなでリズムの基本的な話を書いてみました。リズムって
すごくすごく奥が深いので、機会あればその深い話もいつか
書こうと思います。
以上、リズムの基本についてでした。
京都校
まるいじゅんいちろう