ベリメリ検定の前に

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ベリメリ検定の前に

ベリメリレッスン生の皆様、こんにちは~。
名古屋校チーフのアオイです。

緊急事態や宣言延長って言葉に慣れ過ぎて、もう歌詞に出てくる「愛してる」くらい刺さりにくい今日この頃ですね。
激・緊急事態とか、緊急事態~そして破滅へ~とかなんか欲しい感じです。縁起でもないですが…。

さて、そんな中またまたやって来ました!「ベリメリ検定」の時期!
このタイミングの声模様なので検定に向けて、検定を受けられる生徒さんへこんな点をチェック出来ていますか?
って事をテーマに書きたいと思います。
もう僕もベリメリの講師になって10年を超え、もう何百人のコメントを考え書かせて頂いたことか分かりません。
恐らく僕自身も書くことや考え方に変化は出て来てるでしょうし、明らかに昔は小難しい事を書きたがっていた様に思います。
最近は「灯台下暗し」がテーマと言いますか、簡単に出来る事なのに気付けていないから勿体ないな~と思う事に焦点を当てる様に心掛けています。
と言う事で2点。
先ず、声を止める事を意識すると言うことです。
普段のレッスンから、腹式や発声、音程練習、肺活量を意識したものまで多岐にわたる基礎練習に取り組んで頂いています。
なので声の出はそりゃ良くなっているはずと僕らも自負しております。
が、出るようになったから出すんだ~の方が多いように思います。
例えばポルノグラフィティさんのアポロのサビ、「ぼ~くら~が~う~まれて~く~る~」を全部繋げて歌うとな~んかのっぺっとするし切れも悪い気がします。
「ぼっ くらっ が うっ まれ て くっる」の方がリズム、勢い、キレがパリッとするはずです。
ロック曲に限った話ではなく、バラードでも声を伸ばす方はずっと伸ばすばかりの一辺倒になって「もう、わかったから…」って思う方が正直居ます。
スタッカートという音楽用語がある以上、短く切る、は必ず必要な表現技術なはずです。
歌いながら「繋げてばっかだな」「語尾を伸ばしてばっかだな」とか「この文字で切ってやる」とか意識、確認しながら取り組んでみて下さい。

次に、強さです。
これも同じく、普段の修練の賜物を込めたいばかりに気合が入るのもわかります。
でも「ド」の力と「ソ」の力は違うはずです。
曲の冒頭とクライマックスでも違うはずです。
サビ始まりの曲は別として、冒頭から「ザ・発音」を意識しすぎる方が多いようにも思います。
音程、リズムももちろん大事ですが、車のように今自分が何速のギアで歌っているのか、何速のギアで歌うべきなのかを自問自答しながら歌える癖を付けて貰えたら嬉しいです。

この2点は修練や体づくりは関係なく、考えているか?なだけだと思います。
なので即効性はあると思います!
発声力のテストではなく、良い歌だな~とか、魅力ある歌だな~が大事なのが検定だと思いますのでその辺り意識していただいて検定本番へ挑んで頂きたいです!!

というわけで、皆さんの歌声が聴けることを楽しみに僕も丹生込めてレコーディングとコメントを頑張りたいと思います!

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