マスターしよう!『うた技』VOL8 〜 弾き語りのススメ No4〜

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蒸し暑い日中を我慢すると、
陽が落ちた後、ここ・そこの風が
なんとも心地よいですね。

最近、夜のハイウェイを右の窓全開で
走っている京都校の吉田です。

皆さん、お元気ですか〜
ちょっと前から、「世界のクロサワ」作品を
急に見たくなり、夜中の作業の休憩がてら小まめに見続けていますが、
黒澤明監督が当時の映画界の革命児だったのが納得できます。

あのトンがった感は、大林宣彦監督にも引き継がれている気がする。

『蜘蛛の巣城』と『はるかノスタルジー』を皆さん、お勧めします。
ぜひぜひ見てみてください。

エッジが効きまくっていて、
機材の進化なんかより、センスの真価の凄みを見せつけられます。

さてさて、引き続きGt弾き語りのボーカルへの効用話です。
今回は一挙に「中・上級者編」です。

今回のキモ『作詞・作曲のチカラが確実にUPするギターワーク』

メロディー・コード・ビートの総合力が楽曲制作ですが、
結論先に言えばバラード以外は、まずテンポ・リズムなどのビートから
曲全体のイメージを膨らませることが多いので、まずその素養を高めたいですね。
メロディー重視よりもビート重視になった方が曲数を作る上では理にかないます。
だから、それが上達するようにカバー曲も目的を持ってマスターしましょう!

①ハードな曲ならエッジ立ててグイグイ押すビート&グルーヴ力UP!
②ピアノで作曲された楽曲をGtで弾いてコードの知識をUP!
③16ビートノリの楽曲をGtのカッティングでアコギ一本でカッコよく表現できるチカラUP!

今日はこの3点です。

①なら、例えば「あいみょんの”愛を伝えたいだとか”」をカバーして、
裏ビートノリがリズミカルに弾けて歌えるかです。

このビートをややロック寄りにすれば、「ビートルズのGET BACK」ですし、
もっとアップテンポにすればレゲエの王道になります。
MVであいみょんがGt一本でこの曲を完璧に表現している(Gt一本の方がカッコ良い)
のを聞いて、作曲能力が演奏力の高さから来ていることに驚きました。

②は「藤井風くんの楽曲や髭ダンのプリテンダー」などをアコギ一本で表現できるか、
ということです。その練習をして、スムーズに弾きこなせて、その上にボーカルが
一体となって乗っているか、そして全体が心地よいグルーヴで響いているかです。

③なら、例えば「MISIAのEverything」「YOASOBIの夜に駆ける」を
Gt一本(アコギでもエレキでも)で16ビートとして表現できて、
ビートの中でイキイキ歌えているかです。

間違っても「ジャ〜ン・・・・・・・ジャ〜ン・・・・・・・」と
小節頭だけジャ〜ンと弾くのではありません。

DTMで楽曲制作を教えていて感じるのが、歌はさておき、
楽器(Gtでもピアノでも)の演奏能力の低い人の作る曲は
ドラムとベースの打ち込みが全体に雑&一辺倒で、またBメロとサビで、
コード進行もメロディーも区分が甘くなる(=違いがわからない)傾向が強いです。

正解・不正解は曲作りにはありませんが、ひとつ確実に言えるのは、
同ジャンルのカバー曲をカッコよく弾き語れない人に、
カッコ良い曲は作れないであろうということです。

なぜなら、カッコ良い曲を生み出すのに必要なエレメントがないからです。

つまり、どんなビートのどんなコード感の上にこのメロディーが成立しているか
という知識をどんどん吸収しないと、ビギナーラックの優れた1〜2曲以外は
全て同じような曲しか作れなくなります。

『ピアノorギター一本でのアーティスティックな弾き語り力』
『ピアノorギター一本の演奏者をバックに歌い上げるホンモノの歌唱力』

これらを身につけ堂々とステージに立てるアーティストの育成が
僕らベリーメリーミュージックスクールの創業以来の理念です。

みなさん!一歩ずつ・ちょっとずつ・歩幅は大きく、自分を高めていきましょう!

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