歌はリズムで倍上手くなる!

singing_doubles_in_rhythm!

みなさん、新型コロナウィルスには重々気をつけてください。
でも、健康で通常の免疫力があればそう怖いものでもなさそうです。
が、重々ご自愛ください。
 
外国人観光客が激減している京都からお届けします。
京都校チーフの吉田です。
singing_doubles_in_rhythm!3
京都校の生徒さんで、自身のSNSへの投稿用にRECとMV制作をやる目的で
入会された人がいて、そのMV撮影と編集を先日終えました。
ご本人のYouTubeにはすでにアップされているようです。
この人の行動力と高いモチベーションは本当に素晴らしいです。
批判されることより、まずしっかり動くことの大切さを実践されている。

ブレないモチベーションって大事ですね〜

singing_doubles_in_rhythm!2

『 歌はリズムで倍上手くなる!』

 

歌唱力アップの3大ポイントは、
声質・ブレない発声での芯と張り・リズム

です。今回はリズムにスポットを当てて見ます。

”うまいシンガーは、プロもアマもリズムが良い”
これは共通しています。
フレーズ頭のアタック音のジャスト拍が、鬼ジャストです。

さらに、譜割の多いフレーズ中のウラ拍も、神ジャストです。

正直なところ、リズムの良し悪しは自分では気付きにくいので、
「オレって、リズムはそんなに悪くないよなーたぶん、、」
と、思う人がほとんどだと思います。
曲に合わせて、リズムに遅れないように4拍子で手が叩けてれば、
リズムOKと思っていませんか?
それは、リズムが崩壊しない最低限度のことであって、
リズムが「良い」ことにはなりません。
曲を4拍子でしか感じられない人の、拍のアタマのジャストは、
ほぼ間違いなく「速すぎます」。
だから、拍の歌い出しがわずかに速まっていって、

一曲通しそれが累積すると、「バタバタ」した印象の歌唱になってしまう。

じゃ何が正しいリズム感か?
YouTubeなどで、プロドラマーの叩き方、特にバラードでどう叩いているかを

聞いて見てください。特にハイハットの刻み方に注目して。

シンガーにとっての好ましいビート感・グルーヴ感は、このハイハットのノリが基本です。
いえいえ、間違わないでくださいね。
こう言うと、「自分ができてるか・できてないか」を瞬時に考える人がほとんどでしょうが、
それが大事なのではなく、そう言う動画をマメに見て、
「感じる」ことが100倍大事なのです。
心地よいバラードに、心地よい8や16のハイハットの刻みを聞いて、
「おー気持ち良いビートだー」と感動すれば、4拍子というのは曲に遅れないだけの

最低レベルの拍の取り方でしかないと気づくはずです。

利き手の人差し指一本で、机叩いてビート感が出せるかどうかです。
意外とそういう練習ってしないですよね。
私はレッスンでも、膝を8でタップしたり、さらにウラだけをタップしたり、
場合によっては宿題用に、私が厳選した優れたシェーカーを200円で買ってもらってでも

ビート感を繰り返しカラダに染み込ませていってもらっています。

さらに、レコーディングして、歌い出しの速いところや、
ウラのジャストがズレている箇所を再生中に指摘して、
アタマでしっかり理解しインプットしてもらっています。
こういう地道なビート・グルーヴ練習を、
「楽しい・有意義・テンションUP!」と捉えられるかどうかは、
ひとえに”モチベーション”の「高さと強さ」とに関わります。

でもそのブレない継続さえあれば、ちゃんと鍛えれば、誰でも向上します。

結局は、ちゃんとやりさえすれば手に入れられる大きな技のひとつです。

ぜひ、心地よいジャストのオモテ/ウラが生み出す、心地良さを自分のものにしてください。

この記事を書いた人