皆様こんにちは!
代々木校チーフの本田`POM`孝信です!(あえてフルネーム)
そして!バンド「can/goo(カングー)」のPOM(ポン)です。
紹介がまどろっこしいですが(^^;
今回ライブについての考察ですので
自分自身もアーティストとして自分らしくライブをしているという前提で
書きたいと思いますので敢えての!
敢えての自己紹介的なあれです(笑)
can/goo がアニソンでデビューして
アニサマライブなども経験していますので
そっちよりの表現多くなると思いますが(笑)
以下、もちろん音楽的なライブのお話ですが
お笑いライブ、演劇しかり!
自分らしさは出てしまうし、演技をしてい自分以外を演じていても
そこには間違いなく自分らしさが存在しています。
ライブは文字通り「生」で「流動的」で「生きている」
その日の調子や様子(お客様の)で様々な様相を見せてくれます。
そして、ほとんどのライブに歌うだけでなくMC(マスター オブ セレモニー)という
歌を生かすためのおしゃべりがあります。
もちろんジャンルやアーティスト特性としてほとんどしゃべらないケースもあるのですが!
今回はライブの中でのMCに焦点をあてて進めて行こうと思います。
もしかしたら以前にも書いたかもしれませんが
ライブには大きく分けて3種類のお客様の層があります。
1、初めて自分のライブを見に来てくれた、もしくは
友達に連れられて初めて自分を知ってくれた方
タイバン(共演者)のファンの方
2、初めてライブに来てくれた時にファンになってくれて
今回が2回目のリピーターの方
3、ずっと前から応援してくれている固定ファンの方
もちろん大きく分けているのでもっと色々と条件違いの方も見に来ているとは思いますが。
この三者三様のお客様がいる事をしかりと認識して話をする事がとても大切になってきます。
誰一人として蚊帳(かや)の外にしたくないですからね(^^
①の方には、初めましてということで自分の事を
分かってもらえるような導入の言葉を!
「僕ダジャレの神に愛され選ばれた気がするんですよね(笑)」
みたいに印象的な一言で覚えてもらうMC
②の方には、前回のライブでのエピソードを交え
「そういえばそんなエピソードがあったな〜」と
思い出させることで自分が「ここに居てもいいんだ!」
[また来て良かった」という帰属意識を高めることが出来るMC
③の方には、いつも来てくれている事への感謝の気持ちが伝わる言葉や
ビギナーファンを引っ張ってくれるようにお願いしたりすることで
率先した手拍子含めライブを盛り上げる役割を担っている事を意識させるMC
ライブは一体感に醍醐味がある事を僕は知っています。
会場の全員が同じ方向を向いた時に素晴らしいパワーが生まれます。
そしてキャラクターも把握しておきたい所です。
シャイな人
根っからのパリピ(party people?)
その中間?(笑)
○シャイな人の背中を押す一言
○パリピをもっと盛り上げて全体を引っ張って行く一言
○その間で揺れている人へのあと一押し
そんな効果的な一言を投げかけることで
一体感は更に加速して増して行きます。
また、口調も大切なファクターです。
T.P.Oをわきまえて、丁寧語にしたりフランクにしたり。
老若男女居ますし、アーティストもそうです。
年齢の枠を取っ払った瞬間は同士であることが優先される瞬間!
アニソンライブで良く聴く「おまえら〜まだまだ行けるか〜〜??」
なんてのは礼儀正しくない言葉ですが
ライブ後半の怒濤の流れの中で
「皆様盛り上がって頂けると嬉しいです」よりは勢いが増すと思います。
もちろんアーティストのキャラクターによって吐く言葉や動き等
その辺りは様々ですよ(^^
ただ、ライブは生もの!
適度なサプライズ(驚き)が刺激となって「よっしゃー」と
非現実的な世界へ引き込まれて行きます。
その辺りは数々のライブをこなしたり
他のアーティストのライブを見る事でイメージしたりして
経験等から次第に裁量をあげて行きたい所♪
そして!
行って参りました女子高生アニソンシンガー「亜咲花」のワンマンライブ♪
※亜咲花オフィシャル→ http://asaka1007.jp/
彼女はベリーメリーミュージックスクール名古屋校に入会して
年に一度のベリーメリーオーディション(第3回)にて
準グランプリを獲得したことでスカウトマンの目にとまり
まだ高校生という若さでメジャーデビューしたという実力の持ち主。
そして、とても高校生とは思えない立ち振る舞いで
デビューからの軌跡は僕含め周囲を驚かせるばかり。
デビューシングルから数えて1年3ヶ月で既に5枚目のシングルが決まっています。
カウントダウンTVでは初登場15位♪
moraのハイレゾランキングではミスチルに次ぐ第2位を獲得!
凄まじい!
そして高校も卒業を迎えまして
この春、めでたく初のワンマンライブ♪
チケット SOLD OUT!
もちろん盛大に盛り上がりアニソンに花が咲きました。
アニソンというジャンルだから特にそうなんですが
歌ている本人(亜咲花)が小さい頃からアニソン大好きで
アニメも好きでゲームも好きで!
来てくれたファンの皆様と同じ思いで日頃生活しているというのだから
もうそこはアーティストとファンという括りではなく
「同士」ということになる訳です。
それゆえの一体感が半端ない!
そしてユーモアと共に湧き出るMCは自然とツボを心得ていて
ライブ全体の流れを勢い良くしたりなだらかにしたり
そのコントロールは会場の空気を察知しながら流動的に
感情の趣くままに♪
僕の曲に「空気なんてもんは読まず、ただ吸い込めばいいんだよ」
という歌詞があるのですが、まさにそんな感じでした。
打算ではなく生き様から派生した本当の気持ち
本当の感謝の気持ちを沢山口にしていました。
悔しかった事、悲しかった事、嬉しかった事・・・・
色んなエピソードを交えながら伝える感謝の気持ちは
とても心のこもったものでした。
努力とか勉強とか目標とかって土臭い言葉も
まだデビューしたばかりの彼女にとっては大切な言葉なのだという事が伝わって来ました。
上を目指せばきりがないほど沢山のレジェンドアニソンシンガーの方々が居ます。
その中で生き残って行かなくてはならない現実。
ここに居るファンのみんなと一緒に大きな舞台を実現したい夢を見ている姿には
年齢関係なく刺激される訳です。
上っ面ではなく心の底にある自分らしさをしっかり持っているのだと思います。
一先ずはお疲れさまと言いたいです!
最後になりますが、このコラム「声模様」を読んでいる方は
まだまだこれからライブを沢山やって行こうという方が
ほとんどだと思います。
その場合こんな風に考えるのはどうでしょうか?
今後沢山ライブして音楽的な体力を付けていって欲しいので
一意見として参考にして頂けると幸いです。
○ライブが決まったら一生懸命頑張ってできるだけ良いものにする努力を!
○チケットを売るためには「都合がついたら来てね(^^;」ではなく
「頑張って歌うので是非来てね!」と熱意を込めて伝える
○ライブの前日までにMC(ユーモアetc)含め当日のステージの流れをしっかりとイメージしておく。
○ほとんどが他の出演者の呼んだお客様もしくはファンなので、自分をしっかり覚えてもらえる様に手短だけどインパクトのある自己紹介をする。
○初めてのライブでなければ少しだけで良いので前回のライブの事を関連づけて話す。
○さりげない笑顔で会場の笑顔を呼び寄せる。(来場者を楽しませる心がけを)
○自分のキャラクターを踏まえてラスト曲の後の閉じる言葉を大切に!
○SNS情報を上手に伝えて後日改めて自分を知ってもらう(SNSは是非発信して欲しいです。)
○もちろん「いい歌」を歌うよう当日まで頑張って練習する(練習の成果を最大限発揮)
まだまだ書きたい事は沢山ありますが
結局は自分のライブです。
どうしたいか?どうするか?を決めていくことで楽しみも不安も膨らみます(笑)
根拠のある自信を根拠の無い自信とどう結びつけて本番に臨むか?
フィギュアスケートの羽生結弦選手があれだけ素晴らしいパフォーマスンスをする事が出来たのも
沢山の練習、経験、本番に向けてのイメージ含め自分自身の戦いの結果だと思います。
せっかくライブに出るのだから「爪痕」残したいですよね(^^
ベリーメリー関東校では毎月様々なライブを企画しています!
是非エントリーお待ちしています♪
代々木校チーフ
本田’POM’孝信
この記事を書いた人
レッスン中も得意の駄洒落を連発する癒し系講師。所属するバンドcan/goo(アニソン中心)はキングスーパーライブ2018(東京ドーム)にて水樹奈々、宮野真守など豪華アニソンシンガー等と共演♪作詞作曲家としての視点も持つ。