メジャーデビューに向かって

みなさん、こんにちは。元気いっぱい音楽してますか?
京都校チーフのヨシダです。

昨日、谷村美紅さんのMVをUPいたしました。
18歳で第5回ベリーメリーオーディショングランプリを受賞しましたが、
少し彼女の紹介をいたします。そして、彼女の上達の軌跡と重要ポイントを紹介します。

メジャーデビューに向かって

彼女は15歳の時にベリーメリーに入会しました。
高校入学と同時に体育会系のマネージャーをやっていたそうですが、歌のために時間を作りたいと
ほどなくマネージャーを辞め、勉強と音楽に絞った生活を高校3年間貫きました。
歌とギターを同時に習い始めたのですが、両方とも”じっくりマイペースで確実に”進んで行きました。
週一で確かな歩みを続ける彼女が、オリジナルを作り出してスクール内で注目され始めたのは
17歳になる頃でした。

ポイント1【音楽最優先の生活をあわてず騒がず、時間をかけてじっくり貫いている 】

彼女はとても自然体で、ハッタリというものが全くなく、カッコつけることもない。
いたって正直で、「歌うことが好きだから、良い曲を自分で作ってみんなに聞いてほしい」という
純な気持ちがオーラににじみ出ているのが魅力です。

スクールのレッスンでも、地道な発声練習もNO出しされることが多い実践歌唱指導も、手のつりそうなギターの分数コードも
一切文句も言わず必要なことは黙々とこなしてきました。おとなしいのですが芯がしっかりしている感じです。

ポイント2【モチベーションの持続がうまい。上手くなって行く秘かな楽しみが最大のモチベーションになっている】

いわゆる今風の派手さではなく、「等身大のひとりの私」を飾り気なく発している彼女ですが、
とは言ってもステージ上や発表の場では一切臆することなくPlayできるのが強みです。
おそらく、彼女にとっては強気で攻めているのではなく、単に自分が想いを込めて作った曲が、
聞いてくれる人に最大に響き届くように、ちゃんと間違えずGtを弾き、ピッチを外さず歌いたいという
気持ちだけだと思います。その健気さが伝わるのか、業界の方々も、ファンの人たちも何かと彼女を応援しよう
としてくれるのですね。これも人徳なんでしょうね。

ポイント3【演じ過ぎない。飾り過ぎない。ハッタリもかまさない。つとめて自然体でいる。でも礼儀正しい。】

メジャーデビューに向かって

高校3年生の時、第5回のベリーメリーオーディショングランプリに輝いたのですが、
ベリーメリーオーディションはベリメリ検定を経て、一次予選や二次予選の果てにファイナリストとして
舞台に上がれる16人が選出され、そしてその頂点を射止めたのですから、ほぼ1000分の1ほどの確率だったわけです。

マイペースでおっとりしている彼女から、そんなたくましい結果がすぐにはピンとこないのですが、結局はしっかり歩んできたことが
ストレートに今回の結果に直結したのだと私は確信しています。というのは、オーディションでは、
制作会社・レーベル・作家・メジャーデビュー経歴のシンガーなどそうそうたる方々を審査員としてお招きしているのですが、
そのみなさんが満場一致で彼女をグランプリに推されたのです。
『制服でステージに上がった彼女の緊張の度合いがこちらにも伝わってきて、大丈夫か?この高校生!?と思って見ていましたが、
その見た目の頼りなげな感じに反して、歌い出した後の歌唱の安定感と、サビで思わず”ぞくっときた”楽曲と声の非凡さには驚きました。』
と、同じことを言われた審査員が多かったので、私自身も、やはり伝わる人には深さは伝わるんだなと何か無性に嬉しくなりました。

ポイント4【売れるかどうかには運もあるが、選ばれるステージにまで上がるには間違いなく、魅力的な何らかの技量が必要です】

この春から、東京の専門学校に進学し、ベリーメリー京都からベリーメリー代々木へと転籍しましたが、ちょっと驚いたのは、
東京への引っ越しした月から、もう東京のいくつかのライブハウスに出始めました。専門学校が決まる前後にはすでに、
関西のライブでご一緒した東京の弾き方りシンガーたちに連絡して、ブッキングの紹介をしてもらっていたそうです。

それから数ヶ月経った今、固定のファンも増え、遠方から通ってくれているコアなファンもできたとかで、これもまた彼女らしく
あわてず騒がずマイペースでしっかりライブ活動も進めています。

ポイント5【気分次第のマイペースでなく、確実・速めでキープできるマイペースが最強】

谷村美紅さんの今までの軌跡を紹介いたしました。
お伝えしたかったのは、まだまだ成功しているなどとは言えない彼女ですが、確実に歩みを進めてステージアップしているところです。
私は個人的に、自らのレベルアップを自ら求め実践し、秘かにやり続けている職人肌や芸術家肌の人が大好きで、
私自身もそうありたいと思っているので、ぜひ谷村さんはじめ、才能の高いかけらをお持ちの生徒さんたち、
ちょっとずつ磨いて・露出して・光る面積を増やして行きましょう。

私たちは強力な協力者ですが、まずあなた自身がブレずに行動をしてゆくのがベースです。

メジャーデビューに向かって

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