粋な選曲

 粋な選曲

今年の桜はあっという間に咲いてあっという間に散ってしまうんだろうな…
なんて呟いていた1ヶ月前の私。
雪もぱらつく程度にしか降らなかった今年。
春は駆け足でやってきて一気に温かくなると思ってましたが…いやいや寒い!!!
4月1週目になって再度ダウンコートを引っ張り出す羽目になるとは。

私の生まれ育った町は桜の名所100選にも選ばれていて毎年30万人近くの花見客で町はごった返します。
春は桜満開の下を。
夏は蝉の鳴き声と共に。
秋には黄色い絨毯となった落ち葉をカサカサと。
冬は…つんつるてんの木の下を。
桜の木の下を通学路として通った学生時代は今思えばいつでも四季を感じられてとても贅沢な通学路でした。

そんな桜祭りの期間中はなんと私の歌ったふるさとソングが至る所で垂れ流しになっております♫はい、自慢です!!!笑

この時期になると無性に聴きたくなるのが【演歌】。
特に普段から聴き漁るほど好きといったジャンルでは無いんですが、何故か昔からお花見には【演歌】と[焦げた味噌の匂い]。
この2つが重なるとあぁ今年もこの季節がやってきたんだなぁとジ〜ンとします。

歌って不思議ですよね。
その曲を聞くだけで思い出が蘇ってきたり、香りと合わさるとまるでその場に居るような錯覚を覚えます。

ベリメリ生の多くがライブを経験され、その度に選曲で迷われる方も多いかと思いますが、その時・その空間・その人にあった選曲をする方をとても素敵だなぁと思います。

例えば私の担当する生徒さんでは古き良き昭和の名曲をよくご存知の方や、あまり知られていないけど好きな声優さんのマニアックな曲を歌う方などがいらっしゃいます。

春にはSHOWTA.さんの『私の春が始まる』、冬には松田聖子さんの『真冬の恋人たち』、雨の日にはユーミンの『雨の街を』などなど、季節やその人の人柄が出るような選曲って本当に魅力的で、ステージの歌声にも自然と耳を傾けられます。

是非ステージでの選曲に迷ったら、
・季節
・場所
・こだわり
・自分のスタイル

など、コンセプトを持って至極の一曲を選んでみてください!

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