普段のボイストレーニングに「レコーディング」を取り入れることで、歌唱練習の質が格段に向上します。自分の歌声を録音し、聴き返し、修正を重ねることで、自分でも気づかなかったクセや改善点が明確になります。今回は、レコーディングレッスンを活用することで得られる効果やメリットについてご紹介します。
レコーディングを練習に取り入れるメリット
プロのシンガーが日々行っていることの一つに「レコーディング」があります。
プロはCDや音源を制作するために、何時間もかけて歌詞一行を何百回と歌い直し、最高のテイクを作り上げます。その過程で、表現力や安定感を磨き続けているのです。
近年ではアマチュアでもレコーディング環境が整いやすくなっており、手軽に録音ができる機材やソフトが増えています。歌が上手くなりたいと考えている方は、プロと同じようにレコーディングを活用し、自分の歌唱力を高める練習を取り入れてみましょう。
アマチュアの方でも、レコーディングを取り入れることで以下のメリットが期待できます↓↓↓
メリット1:音感やリズム感の向上
レコーディングレッスンの大きなメリットは、自分の歌声を「客観的に聴く」ことで音感やリズム感が飛躍的に向上する点です。
通常のレッスンでは、講師が音程やリズムのズレを指摘してくれますが、実際には自分では気づけないことが多いものです。しかし、録音を繰り返し聴き直すことで、自分自身で自分自身のズレに気づきやすくなります。
特に最近のレコーディングソフトでは、声の波形や音程が視覚的に表示されるため、どこでズレているのかが一目でわかります。正確に修正された音源と比較することで、違和感を「気持ち悪い」と感じる感覚を養えるのです。
メリット2:カラオケ得点アップのためのレコーディング活用法
カラオケで得点を上げるためには、音程やリズムが重要です。
録音して自己分析を行うことで、どこで減点されているかを客観的にチェックできます。特に採点機能と録音を組み合わせることで、正確な音程とリズムを意識しやすくなります。
おすすめの録音アプリや機材を活用しながら、カラオケスコアアップを目指しましょう。
メリット3:レコーディングで苦手克服!課題別練習法
「高音が不安定」「息継ぎが苦しい」「ビブラートが安定しない」などの課題を録音して分析することで、具体的な改善ポイントが明確になります。
録音音源を何度も聴き返しながら、課題別に練習方法を工夫し、自信を持って歌えるようにしましょう。
メリット4:抑揚表現力の強化
レコーディングレッスンは、音程やリズムだけでなく、感情や抑揚の表現力を磨くのにも最適です。録音を聴き返すことで、「もっと弱く切ない声が良かった」「しゃがれた声で悔しさを表現したかった」など、自分が意図した表現とのギャップに気づけます。
歌唱力を高めるためには、意識して大げさに表現する練習を繰り返し行うことが重要です。特に抑揚表現は、感情を込める側と聴き手で感じ方が異なるため、あえて過剰に歌ってみることが効果的です。
メリット5:SNSや動画投稿に活かすテクニック
録音レッスンで磨いた歌唱力を、SNSや動画投稿で活用する方法もおすすめです。
録音音源を動画に合わせて編集し、高音質で公開すれば、視聴者へのアピール力が格段にアップします。SNSやYouTubeでのバズりやすい歌い方や、音源の質にこだわるポイントを押さえましょう。
メリット6:レコーディングレッスンでデモ音源制作
歌手や声優を目指す人にとって、レコーディングレッスンはデモ音源制作の絶好の機会です。
プロの講師と一緒に、オーディションに通用するクオリティの音源を作り上げましょう。テイク数を重ねてベストな一曲を完成させ、自信を持ってアピールできる音源を手に入れることができます。
レッスンで取り組む意味
自宅でも録音できる環境が整っている現代ですが、あえてレッスンとして行うメリットは「講師のフィードバック」です。抑揚や表現力の適切さを指導してもらえるため、独学では気づきにくいポイントも改善できます。
また、録音や編集作業に慣れていないと、その操作に手間取ってしまい、歌唱力向上のための集中力が散漫になることも。プロの講師が機材や操作をサポートすることで、歌唱に専念できる環境が整うのも大きなメリットです。
まとめ
レコーディングレッスンのメリットをまとめると、以下の4つです↓↓↓
✅音感やリズム感の向上
✅カラオケ得点アップ
✅苦手の克服
✅抑揚表現力の強化
✅SNSや動画投稿の質の向上
✅デモ音源制作
ベリーメリーミュージックスクールでは、プロ仕様の機材を使ったレコーディングレッスンを提供しています。レッスンで得た音源は、デモテープとしてオーディションやライブ出演にも活用可能です。ぜひ一度体験してみてください!
この記事を書いた人

大学在学中、大阪を中心として音楽活動開始。YAMAHA MUSICQUESTをはじめ、数多くのコンテストに合格。大阪でのインディーズCDリリースやバンド活動を経て2002年ACE OF HEARTS よりソロシンガーソングライターaoiとしてデビュー。