みなさんこんにちは!
ベランダ越しに朝の陽だまりで日光浴をする事にハマっている横浜校のチーフインストラクターaikoです。
すっかり秋になってあっという間に寒~い冬がやってくるのでしょうね。
ウィンタースポーツやらイベントの多くなる冬は寒いけど嫌いじゃない私です。
さて。
今回の声模様、私のテーマは「対バンの意義」であります。
私はミュージシャンと言っても他のミュージシャンとは少し変わった経歴です。
もともと歌う事が好きでバンド活動をする中で、とあるレコーディングスタジオの方にお声掛けを頂き、最初に頂いた仕事がCMソングの歌入れでした。
そんなスタートだったため、私の仕事の半分はCMソングやコーラスワークなどのスタジオワークで、もう半分の演奏活動はライブと言うよりもイベントなどのステージが多く、予め多くの方が集まった場所で歌う事が多かったのです。
そんな私がシンガーソングライターとしてライブハウスで歌うようになったのはそんなに昔の話ではありません。
「対バン」という形態で出演をする機会が増えたのもここ数年です。
この年になってようやく対バンの意義というものを考えるようになりました。
この声模様をご覧になっている多くが音楽に関わっていらっしゃって、その中でもセンターで歌を歌われる方が多数いらっしゃると思います。
何組ものアーティストやバンドと一緒にステージに立つという事は、ワンマンライブとはまた違った緊張やプレッシャーを感じることと思います。
自分の事を全く知らないお客さんの前で歌う、という事。
そしてどうやって私というステージ・音楽に興味を持ってもらうのか?という事。
その日その場で出会った方にCD1枚を手にしてもらうという事。
たくさんの課題があり毎回試行錯誤しながらステージに立つわけです。
一緒に出演しているミュージシャンを見ていると大きく分けて2タイプの演者が居るのじゃないかと分析しました。(あくまでも勝手な私の分析ですので賛否両論あると思いますが…)
見せる人と、見せられる人。
どちらが良くてどちらが悪いわけではありません。
どちらがお客さんのタイプか。
それだけの事なんだと思います。
私の言う「見せる人」という表現の意味は、自分のパフォーマンスを披露していく、又は歌を聴かせていく意識の強いミュージシャンである事です。スポットライトを一身に浴びて主役が演者であるというタイプです。きっとお客さんは、あんな風になりたい、歌いたい、と憧れを抱きながらステージを見つめるんだと思います。
又、私の言う「見せられる人」という表現の意味は、良くも悪くも飾らないスタンスでありのままでステージに立ち、受け取る側によって印象も熱も変わってくるタイプです。演者だけでなく聞き手側も自分が主役になる。お客さんとの距離を近くに感じながらコミュニケーションを大事にするスタイルの方が多いと思います。
見せる人は当然聞き手を納得させる技術やパフォーマンスが必要なわけで、見せられる人はカッコ悪い自分をさらけ出す勇気や距離を近くに感じてもらう会話術も必要なわけで。
どちらにせよ、私の出会った魅力的なミュージシャンはどちらかをしっかり身につけているように感じました。
欲を言えばどちらも身につけたい所ですが、先ずはこれが自分!というスタイルを確立させる事が大切ですね。
そんな事を考えさせられる機会が与えられるのも対バンの意義の1つなんじゃないかと思います。
相手と比べる事やどう比較されるかなんて、そんなちっぽけな事にとらわれないで。
どう目立つか出し抜くかなんて、そんなつまらない事にもとらわれないで。
是非とも有意義で素敵な対バンを重ねていきましょう(*^^*)