道太郎、オペラを語る

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梅雨です!上京して随分経ちますが、東京でカタツムリを見た記憶がありません。
君は何処に隠れているんだい?
僕が子供の頃に無茶な飼い方をしていたから君はへそを曲げてしまったんだろうか。
水槽を電話帳で蓋をしていたのは反省しています。
君に会いたいです。
でんでんむしむしかたつむり…。

はい、皆さんこんにちは!笑
高田馬場校チーフのつんたです。

今回は「オペラの歌唱法ってPOPS、ROCKの歌唱法と何が違うの?」
という純粋な疑問から、高田馬場校、八王子校をまたにかけて活躍中のオペラ歌手でもあり、ロックボーカリストでもある森道太郎先生にインタビューをして来ました。
なるほど!と唸ってしまう興味深い内容です!

※あくまでも森先生の個人的見解です。

 

「森先生、森先生、今お時間ありますか?オペラの歌唱法の成り立ちをざっくり教えて下さい!」

以下は質問に対する森先生のANSWERです。

声模様vol.203「道太郎、オペラを語る」

「オペラは声量が求められます。なぜならばマイクがないからです。マイクがない上に、劇場では、ボーカリストの前に百人近いオーケストラが楽器を演奏しています。声量がなければ観客に声が届きません。大声にも限界がありますので、共鳴するところは全部鳴らす練習をします。大きな声を出しても喉を壊さないように。しかしながら、なんで歌手の前にあんなにたくさんのオーケストラを置いたのか、甚だ疑問です」

「森先生、森先生、もう一つお聞きしてもよろしいでしょうか?オペラの歌唱法をざっくり教えて下さい!」

「様々な共鳴を駆使しますが、それには支えがとても必要です。腹式呼吸を重んじて、横隔膜というインナーマッスルを鍛え抜いていきます。私くらいになると、横隔膜でリンゴを潰すことができます。この街の空気を全部吸う勢いで練習しています。
オペラではレガート唱法が基本的です(音符と音符をつなげて歌う唱法)。言葉と言葉が途切れないように、バイオリンのように歌います。抽象的ですが、息を吐いている上に声を乗せていきます。よくやる練習法としては、子音を省き、母音だけで歌うのですが、その母音の変化をまろやかに変えていきます。しっかりまろやかにつながるようにしてから、子音を足していきます。母音によって声のボリュームが変わらないようにすることが重要です!」

「森先生、森先生、最後に面白いエピソードをざっくり教えて下さい!」

「昔は声量や声質のみを重視していたため、大御所オペラ歌手は歌詞の母音を、歌いやすいように勝手に変えていたそうで、イタリア語のオペラなのに、イタリア人も聴き取れなかったそうです。川内康範先生の作品だったら訴えられていたでしょうね」

「森先生、森先生、最後の最後に日々歌うことを頑張っている皆さんに一言!」

「私は、生まれた時のオギャーが全然聴こえないくらいの声量だったのですが、日々練習をすることで、今や歌うことでグラスが割れたり、隣人に壁を叩かれるようになりました。声量にお悩みの皆さんも、共鳴と腹式呼吸を頑張れば、必ず声量は上がります。頑張ってみてください!」

 

以上森先生インタビューでした!
オペラにおける表現の仕方はPOPS、ROCKと違いますが、体の使い方など基礎的な所は一緒ですね。
結局は「音楽皆兄弟、一日一善」というところでしょうか。笑

どうだい?笑

声模様vol.203「道太郎、オペラを語る」

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