『学ぶ』とはなんしょうか・・・

こんにちは!名古屋校講師の山﨑です。

新年を迎えたと思ったら、あっという間に3月が目前!今年も残すところあと10ヶ月ですね(笑)これから少しずつ寒さが和らいでくると思います。

さて、今回の声模様では日頃のレッスンを『学び』という広い視点からお話していきたいと思います。そのきっかけとなった生徒さんをご紹介します。

一人目に紹介するのはKさん。もともと歌うことに自信がなかったようですが、日頃のレッスンや、春と秋に開催される“ベリメリ検定”を通じて大きな成長をみせています。それもそのはず!在籍期間は8年!過去に検定を11回受けていて、まさに「継続は力なり」を証明してくれているんです。そんなKさんは現在、先日行われた「ベリーメリーオーディション」の一次審査の結果を待ちながらも、来月の二次審査に向けて毎日コツコツと練習に励んでいます。一次審査とは異なる曲に挑戦する予定です。「ベリーメリーオーディション」とは、検定で一定以上の評価を得た人のみがエントリーできる、ベリメリ最大の祭典のことです。

次に紹介するのはMさん。4月で入会して1年になりますが、人一倍向上心が強く、これまで2度のライブ参戦経験があります。現在も次のLIVEに向けて頑張っています。なんと、来月に大学受験を控えている受験生なのです!そんな彼は「文武両道」を目指して学業と並行して歌の勉強も一生懸命頑張っています。勉強の息抜きとして、また、勉強のモチベーションアップという意味でも歌のレッスンが役立っていると彼は言います。

ベリメリにはたくさんの人が自分の夢を叶えるため、または目標に向かって頑張っています。時には悔しい!と思ったり、先生に褒めてもらえて嬉しかったり、色んなことがあると思いますが、私たち講師陣も含めてレッスンの中から多くのこと学んでいます。

では、『学ぶ』とはなんでしょうか。

学ぶ(練習する)目的は知識や技術を得ることにあります。当然ですよね。しかし、これだけでは「学び」とは言えません。

「学び」とは“意図的”に行われる活動の中で意識・考え方・行動の仕方が変化するプロセスを言います。

学習のプロセス(山﨑 作図)

人は誰もが自分で学ぶ力を持っていますが、その中でも学びについて考える上で避けて通れないのが「記憶と知識」との関係です。

歌詞の暗記が大変な人は、参考にしてみてくださいね。

人は、毎日の出来事を理解するために常に“行間”を補っているといわれています。直接言われていないことの意味を自分で補いながら日常的に経験する様々な事象を理解しています。このような「行間を補うために使う常識的な知識」を心理学的には「スキーマ」といいます。私たちはスキーマがなくては物事を理解し、記憶することはできません。実はこれ、「理解できない内容は記憶できない」ということを意味しています。歌詞を暗記する時も同じです。きちんと歌詞の意味を理解して思い切り浸ってみる。そして、映画の主人公のように音楽の世界を演じきることが重要なのです。また、日頃のレッスンでも、“先生に言われたから”するのではなく、きちんと自分で納得した上で“理解”しなければならないんですね。

知識というのは、体の一部になって初めて生きて使えるようになります。つまり、頭で知っているだけの知識は“使えない知識”です。レッスンの中で身につけた知識を活用し、“使える知識”に変えることが大切なのです。
そして、学んだことをライブやオーディションを通じて、アウトプットしていくことが大切です。これを『学習成果』と言って、一定方向への到達結果のことを指します。「成果」は英語でresults、outcomeなどがありますがfruitsも「成果」と訳されます。そうです、「フルーツ(開花や結実)」です。

今春もベリメリ検定が開催されます!講師陣がみなさんの歌唱の「今」を聞いて、アドバイスします。本格機器でレコーディングしたCDをその場でプレゼントしちゃうんです!是非是非受けてみてくださいね!

みなさんも学習成果という「果実」を残してみませんか?
手に入れたスキルは一生モノです。

『学ぶ』とはなんしょうか・・・

さぁ、今日も練習だ!

以上、名古屋校講師の山崎でした。

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