ベリーメリーでは「作詞だけ」「作詞作曲の両方」「作詞作曲DTMの全て」、どれでも選択可能ですが、全てを学ぶ場合「最低4回/月以上」のレッスンでないとなかなか進捗は最適化しません。
作詞について
作詞はいわゆるポエムとはちがい「メロディー」と「譜割り」という型がある中で、情緒的でカラフルな世界を印象付けるワードの構築力やアイデアが求められます。
ベリーメリーのレッスンでは、生徒さんのオリジナル楽曲をブラッシュアップ指導する中で、生徒さんが作ったメロディーの流れやコード展開の添削を行います。
それとと同時に、ご本人が付けた仮の歌詞に講師が様々なアイデアを伝え、話し合い、推敲を繰り返し、完成させます。
「曲は作れないが作詞だけを学びたい」という生徒さんには、原則的に担当講師のオリジナル楽曲に歌詞をつけるレッスンをします。
曲のイメージや世界観を作曲者として生徒さんに伝え、仮歌に生き生きとした最適な歌詞を当てていける能力と感性を向上させます。
聞き手や読み手に情景が浮かぶ魅力的でレアな言葉のチョイスがなされているか、言葉や表現の引き出しは多いか、個性はあるか、また参考ヒット曲の歌詞の秀逸なポイント解説など、多角的に指導します。
作曲について
ベリーメリーでは、作曲コースの70〜80%がアコギの弾語りでの作曲です。
作曲は、詞と曲がひと通りできあがれば、楽器演奏(アコギやピアノ)とメインボーカル・コーラス(ハモリ)のレコーディングを、レッスン中に納得できるテイクになるまで行います。
まずは、自分自身で作った曲を、楽器演奏とボーカル&ハモリで完成させたカタチにしていきます。
DTMでアレンジまでやりたい人は、そのデータを基に本格的にアレンジ指導と作業が始まります。
レベル別に解説します。
初級者
ギター作曲の初級者は、C,G,Am,Em,などの基本のローコードしか弾けない場合が多く、Fなどのバレー(セーハ)系のコードがしっかり押さえられず鳴っていないことがほとんどです。
ですので、作曲の前にまず基本ローコードの暗記と、ストロークでしっかり音が鳴るか、2種類のコードストロークと2種類のピックアルペジオで比較的簡単な課題曲がクリック通りに弾けるか、を学んでいただきます。
その後、最低3曲程度のカバー曲の演奏クオリティーを上げてもらいます。
続いて、それらのカバー曲のメインキーをC(マイナー曲ならAm)に統一することで「循環コード」の基礎を学んでもらいます。
初級者でも、そこまでクリアできれば、センスの良い人ならば、個性的な良いオリジナル曲を作り始めます。
そこから後は次の中級者の内容になります。
中級者
まず、現状の実力を向上させるための課題楽曲を2〜3曲選んでもらいます。
ディミニッシュやオーギュメントなどのテンションコード系、分数コード、7thコードが楽曲の中でいかに効果的に使われているかを、1曲のコード進行の流れの中で学びます。
また、四拍子のクリックに合わせてカラダを上下に動かし、上の裏拍を感じながらストロークやミュートブラッシングなど、生き生きしたストロークでのグルーヴ感を向上させます。
いわば、いかに流れるようにカッコよく、メリハリの効いたギターが弾けるようになるか、講師のお手本を真似て学びます。
そして、はるかに進化したギターのコード感やストローク感を使って、アップビートのロック曲やファンキー系の16ビート曲、縦ノリのレゲエ曲などもオリジナルにどんどん取り入れていきます。
上級者
何を持って上級者とするか定義が難しいですが、カバー曲を誰の目にもカッコよく弾けて、ライブのステージに立つレベルというのは、「中級の上」だと考えます。
作曲における上級者は、やはりオリジナル楽曲・歌詞のクオリティー、さらにはそれをアレンジ面でどれだけ個性豊かに、上質で迫力ある音とレアな感性で作り上げたか、が問われる世界だと思います。
よって、楽曲そのもののブラッシュアップへのアドバイスは、中級と同じく、随所随所を違うコードへの置き換えによるメロディーのさらなる響かせ方や、曲イメージと世界観の確立をともに考えていきます。
上級者には、私たち講師陣は「アイデア」として自分が持つ引き出しをたくさん伝えます。
そして、その案の中で自分で咀嚼して納得できたコードやスキルを、自ら楽曲の中で応用し吸収してもらいます。
最終的にアレンジまで仕上がったオリジナル楽曲は、生徒さん自らがSNSで公開したり、メジャーレーベルの各種オーディションに応募したりしています。
DTMについて
DTM初心者の生徒さんには、1万円程度のオーディオインターフェイスとノートPC(メモリー8G、ストレージ512Gは最低必要/MacBook推奨)を用意していただきます。
そして、DAWソフトとして無料の「STUDIO ONE 6プライム版」をインストールしてもらいます↓↓↓
リンク:Studio One Prime
ベリーメリーのレッスンブース内のコンデンサーマイクやダイナミックマイクを使用します。
まずは、ネットで使用可能なカラオケ音源を使って、DAWにカラオケと自分の歌ったボーカルの2トラックを録音作成するまでの手順を学びます。
その録音した2トラックに、どんなプラグインソフトをあとで挿せば、音質や音圧がどう向上してゆくかを、その後に様々に学びます。
DTM中級者以上は、自分のオリジナル楽曲に対してのアレンジ面での細かなアプローチ方を学んでいきます。
ピアノ・ベース・ドラムのソフト音源の選別・打ち込み方・Edit方法・さらにはシンセ系などのウワモノの選定、プラグインFXの各トラックやバスでの使用法、最後にマスタリングでのスキルを教えます。
作曲におけるDTMの目的は、いかに自分のオリジナル楽曲を引き立てるかです。アコギとボーカルだけの2MIX音源に、フルアレンジでのMIXが印象的に負けていては、たくさんの音源を使う意味がありません。
本格的なDTMは奥が深いですが、自分である程度以上できるようになれば、これほど楽しい世界はありません。曲作りの楽しみも日常の輝きもガラッと変わります。
楽曲完成までの5ステップ
ベリーメリーの作曲・作詞コースでの、レッスンでオリジナル楽曲を創作していく共通手順になります。生徒ご本人の、表現したい世界やメロディーの雰囲気を最大限リスペクトして進めます。講師からアイデアを押し付けることは一切しません。案を出して考えてもらう方向です。
STEP1 :試聴
ひとまず、できているカタチを聞かせてもらいます。
ひとまずできているパターンは生徒さんによってマチマチですが、「Aメロ,Bメロ,サビのワンコーラス分」や「サビだけ」「イントロからAメロまで」など、どれでもOKです。
できる限り、仮歌詞に乗せてコード進行とメロディーを聞かせてもらいます。
レッスン中でのピアノまたはアコギの弾き語り、または家で録ったボイスメモ、どちらでもOKです。
STEP2:コード譜
簡単なコード譜を仮歌詞に書き込んでもらいます。
STEP1での、できているところまでのコード譜を歌詞上にわかる範囲で書き込んでもらいます。
よくわからないコードはベース音だけでも良いです。
ここからが、担当講師との本格的な創作共同作業の始まりです。
STEP3:構成
メロディーがひとまずできているパートの前後を考えます。
サビが概ねできていれば、サビそのものに手を入れる前に、その前のA・Bメロをどうするか手掛けていきます。
サビのコード進行から考えて、まずAメロの出だしのコードを決めます。
必ずしもサビの出だしのコード進行と同じがマズいのではなく、サビのメロディーが最大限浮かびあがり抜けてくることを最優先で考えると、ふさわしいコードとメロディーの候補がいくつか出てきます。
イントロからAメロがすでにできていれば、それに続くBメロとサビのコード進行とメロディーの案をいくつか提示したり、ご本人に考えてもらったりしながら方向性を決めます。
Bメロを適切なものにするのは、作曲上かなり難しい(簡単にはできない)ので、Bメロで苦戦する場合は、「Aメロ、A’メロ、サビ」で形にしてみて様子を見ます。
さらに、その曲の世界観にピッタリきそうなのが、「A、A’、Bメロ、サビ」なのか「A、A’、サビ+Cメロ」なのかを、2つ同時進行で考えていきます。
STEP4:コード感
曲調や世界観にあうコード感の統一を目指します。
メジャー、マイナーコードの違いなどではなく、例えば、Aメロやサビ頭が、単なるCなのか、Cmajor7なのか、C/Gなのか、C/Bbなのか、Cadd9なのかという、メロディーの雰囲気を決定づける作業を念入りに進めます。
この段階は、あまりコードに精通していない生徒さんでは違いがわからず、自分で表現することは期待できません。
なので、現状できているメロディーにそれぞれのコード感を当てた時の雰囲気の違いを、講師が実践して提示していきます。
そんな作業の繰り返しで、生徒さんのコードの知識や感性は飛躍的に向上します。
もちろん演奏力と表現力も格段に上がっていきます。
STEP5:歌詞の推敲
ほぼ完成したパート別のメロディーへ歌詞を紡いでいきます。
歌詞の全体像としては、「弾き語りでこの曲をステージで歌った時、初めて聞く人にどれくらいその曲の印象を残せるのか」ということです。
全ての歌詞が、一度で人の記憶に残ることはまず不可能ですが、どこか心に引っ掛かり、なぜか覚えてしまっているワードをリスナーの心にいくつ強烈に残せるかです。
強烈に残ったワードが確実にあれば、リスナーは「もう一度聴きたい」「歌詞を全部読みたい」と思ってくれます。
その段階で初めて、歌詞全体のクオリティーが問われるのです。
Aメロ頭やサビ頭にふさわしい印象的な歌詞の当て方に始まり、情景ワード、感情ワード、日常のオブジェワード、叫びワード、これが正解などという方程式はありません。
ですが、メロディーと同等に個性が噴出する世界ですので、担当講師と推敲を繰り返し、煮詰め、納得の完成形へと進んでいきます。
参考例
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